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働く前の準備

こどもを預けて働きたい

仕事と子育てを両立は、けっして簡単だとはいえませんが、あらかじめ心構えと準備があれば、壁にぶつかっても、乗り越えられることも多いはずです。

これから仕事を探す人、育休明けで復職する人、状況によって、一律で語れるものではありませんが、普段はどこに預けるのか、病気の時、緊急時はどうするのかなど、ケースバイケースでシミュレーションしてみるといいかもしれません。

まずは気持ちと状況の整理

現在、家庭にいるママも、復職をするママも、なぜこどもと離れて仕事や社会参加をする(したい)のか、ということを整理しておけると、後で壁にぶつかった時に、やっぱりちがったかも…と、なりにくく、乗り越えやすいかもしれません。
そして、家族や周囲の協力や理解がどのぐらい得られるのかも、家族で話しあい、意識あわせをすることが大切です。
その上で、今、どんな働き方が適しているのか考えてみましょう。
フルタイムで働くのか、パートで働くのか、正社員か派遣か、そのほかにも、在宅勤務や独立起業など、いろいろな形の働き方があります。また、ボランティアや市民活動という社会参加の形もあります。自分や家族にとって、よりよい形が見つかるといいですね。

ブランクからの復職、初めての就職準備

いろいろな事情で、仕事から離れてしまったけど、もう一度働きたい。働いた経験はないけれど、自分のため、生活のために働きたい。理由は人それぞれでも、ママの求職活動を支援してくれる場所があります。

●働くための準備をする

仕事をしたいけれど、経験もないし、資格もない。どこから始めたらいいのか悩んだら、千葉県ジョブサポートセンターがオススメです。千葉県と(国)ハローワークが協力して、再就職に向けた支援を行っています。職業紹介のほか、職業訓練やセミナーの情報提供などが受けられます。

●キャリアカウンセラーに相談する

浦安市ふるさとハローワーク(イオン新浦安店4階市民プラザ内)では、キャリアカウンセラーによる「就労相談」が行われています。また、民間でも同様の相談や勉強会が開催されているので、一度相談してみるのもいいかもしれません。

●資格取得の勉強を始める

目指す働き方や職業が定まり、資格が必要な場合や、自分に自信をつけたい場合には通信教育や専門学校などに通うのもいいかもしれません。勉強に必要な費用が補助される制度もあります。

仕事を探す

職業相談所や、人材派遣会社で相談をしたり、求人広告をチェックしたり、自分のやりたいこと、家庭環境にあった仕事が見つけられるといいですね。

●職業紹介所

市民プラザwave101内にある「浦安市ふるさとハローワーク」では求人情報の提供のほか、ハローワーク市川の相談員が職業相談や職業紹介などを行っています。また、ハローワーク市川マザーズコーナー(JR市川駅)やマザーズハローワークちば(JR千葉駅)は、子育て中のママの再就職を応援しているので子連れでいっても大丈夫です。1人ひとりにあった支援メニューで就職活動をサポートしてくれます。

●人材派遣会社

人材派遣会社では、多様な働き方、職場について詳しいスタッフさんがいます。残業なし、時短などの条件でのお仕事も見つかるかもしれません。最近ではママのためのインターン制度がある会社もあるようです。

育児休暇からの復職準備

育児休業を取得中のママの場合、赤ちゃんの誕生を喜び、育児を楽しむ一方で、復職後の生活も気になるところ。

だいたい3ヵ月位前になったら、復職後の生活をイメージして、家事・育児の役割分担について考えたり、必要なサポートを検討したりを始めましょう。

そして1ヵ月前には、必要なサポート体制の確保(登録や購入など)を済ませ、復職後の生活リズムで生活をトライアルしてみましょう。

『シーン別子育てガイド:保育園ガイド(保育園が決まったら 保育園の入園準備)』で詳しくご紹介しています。

仕事と子育てを両立するための準備

ママ1人ですべてかかえこんでしまうと、仕事も家庭も立ち行かなくなってしまうこともあります。みんなが笑顔で過ごせるように上手に家事支援サービスや便利家電を利用しましょう。

家族での意識あわせ

仕事をもつママが、1人で家事、育児のすべてをこなす、そんなスーパーワーキングマザーはいるかもしれませんが、だれもができることではありません。

そこで、ママが仕事を始める前に、家事はどこまで、だれがやるのか、こどもが病気になったらどうするか、保育園の送迎の分担は、など家族みんなで協力をして、だれかだけが大きな負担をかかえずに済むように意識あわせができるといいですね。

活用しよう、家事支援サービス・便利家電

パパ、ママの役割分担や、実家の協力などで家庭生活がうまく回ればいいのですが、そうでない時には、家事支援サービス・便利家電の力を借りることを考えてもいいかもしれません。

お掃除サービスを利用したら、気持ちもスッキリしてほかの家事育児にやる気がでた、という先輩ワーキングマザーもいます。最新家電に買い替えて、家事の時間短縮につながった、という声も。

できれば仕事を始める前に、家事支援サービスや、食材宅配、家事が省力化できるお掃除ロボットや食洗器などの便利家電をチェックして必要に応じて導入しておけると安心です。

●家事支援サービス

毎週定期的での掃除・洗濯、汚れが気になったら水まわりだけの掃除、買い物や食事づくりなど、多様なサービスがあります。会社によって同じようなメニュープランでも特徴や料金が異なるので、何社か比較してみたほうがいいかもしれません。鍵の受け渡し方法を決めれば不在時にも対応してもらえます。

●食材宅配サービス

生協やネットスーパーなどは、食材だけでなく生活用品も宅配してもらえます。また、食材宅配会社では半加工品や完成品など選択できたり、夕食だけを決まった曜日に配達したりしてくれるところもあります。状況に応じてうまく使い分けできるといいですね。


サポートしてくれる施設や団体は『サービス・施設を探す:家事・育児のサポート』で検索できます。

いざという時のサポート体制を確保

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「急な残業でお迎えが間にあわない」「突然の発熱で保育園からお迎え要請」「伝染病でしばらく登園できないけれど、元気だし、仕事も長く休めないし…」といった場面でとても困ったという話はよく聞きます。

パパ・ママどちらかで対応できればいいけれど、どちらも対応できない時にお願いする先がいくつか確保できていると安心です。事前に依頼できるところを探して問合せ、必要なら登録しておくことで保護者の心や気持ちに余裕ができて、こどもの安心や安定にもつながるのではないでしょうか。

●実家や兄弟などの親せきにお願いする

急なお願いでも頼める関係性を築いておけるといいですね。日頃から一緒に過ごす時間をもち、できれば、何もない時に、保育園の送迎を一緒にしたり、かかりつけの病院についても伝えておいたりできるとお互いに安心です。

●保育サービスを利用する

地域のサポーターさんが、保育園にお迎えにいったり、病後児の預かりや発病時の受診付き添いをしてくれたりといった地域相互扶助によるサポートもあります。また、ベビーシッター会社によっては緊急時や病児・病後児の対応をしているところもあるようです。緊急時な突発の依頼でも対応してくれるものもあれば、日頃から利用していないと対応できないものもあるので事前に確認しておきましょう。

●病児・病後児保育を利用する

市内には、4カ所の病児・病後児保育施設があります。病気のこどもと病気回復期のこどもを預かってくれます。面談を含む事前登録をしておくと、利用申請(予約)がスムーズにできます。
また、専用の予約サイトでは、順天堂大学浦安病院 病児・病後児保育室「みつばち うらやす」ポピンズナーサリースクール新浦安「アクアルーム」の空き状況確認が行えます。(2024年11月現在)

実施施設は『サービス・施設を探す:緊急時・病児・病後児の預かり』で検索できます。

参考サイト

厚生労働省:「ベビーシッターなどを利用するときの留意点」