このページの本文へ移動

赤ちゃんとの暮らしアドバイス

産褥期の生活・家事

かつては「産婦さんは、床上げ(産後21日)までは、できるだけ横になってからだを休める」ものだとして、家事は家族が引き受けていました。

現在は家族の形も変わり、家族の支援が受けられない産婦さんも少なくありません。それでも、できれば産婦さんにはゆっくりしてもらいたいところです。

大切なこと

ママはこれから始まる育児のためにも、十分に休養して体力を回復することが大切です。
休養しながら、すこしずつ赤ちゃんとの関係づくりやお世話に慣れていきます。
パパや周囲の人にママの大変さや不安を受け止めてもらえたら心強いですね。

事前の準備

出産前に、産後3週間から1ヵ月の生活をイメージして、夫婦でできること、周囲のサポートが必要なことを具体的に整理しておけると安心です。里帰りをする場合にも、戻ってきてからの生活のイメージや地域のサポートサービスの下調べなどの準備もしておくと安心です。

家事の役割分担を考える

里帰りをしない場合には、ママができるだけ動かなくてもいいように、パパの職場に理解と協力を求めること、実家の家族に協力を求めること、支援サービスを依頼することなど、時期ややってもらいたいことの調整や確認をしておきましょう。そして、ママの体力の回復にあわせて、できることを少しずつ増やしていけるといいですね。

だれが何をやる、は決めていても、どのくらいやる(いままでと同様、それとも最低限など)を決めていないことでお互いの気持ちがすれ違うこともあるようです。例えば洗濯は毎日やるけど、掃除は最低限でOKなど決めておけるといいかもしれません。

産褥期のサポートを知っておく

産褥期はママの体力回復とともに、新しく家族になった赤ちゃんとの関係をじっくり育む時でもあります。家族だけでは産婦さんと赤ちゃんの生活を支えることに不安がある時は、外部のサポートを利用することを考えてみてもいいかもしれません。

産褥期の家事支援なら第1候補は浦安市のエンゼルヘルパー派遣事業。兄弟児のお世話はうらやすファミリー・サポート・センターが地域のサポーターさんを紹介してくれます。ほかにも地域のNPO法人や民間事業者によるサポートがあります。

エンゼルヘルパー(浦安市こども家庭支援センター)

浦安市の公的サポート。ヘルパーさんが家庭に来て、こどもの世話や家事をしてくれます。

うらやすファミリー・サポート・センター(浦安市社会福祉協議会)

育児の援助を受けたい人と援助をしたい人を登録、マッチングしてこどもの預かりなどを行う会員組織。

赤ちゃんと遊ぶ

赤ちゃんとの過ごし方、遊び方が分からない、そんな声を聞くこともあります。

赤ちゃんは話しかけても分からない?

そんなことはありません。パパ・ママが、赤ちゃんの顔を見ながら笑ったら、きっと赤ちゃんも笑い返してくれるようになります。そして、たくさん話しかけてあげてくださいね。赤ちゃんもあ~、う~と喃語でおはなしを始めますよ。

興味をもてばなんでもおもちゃ

赤ちゃんは周囲のものすべてに興味をもちます。
例えば、自分の足を興味深く見ていたり、高価なおもちゃを買ったのに、その空き箱でいつまでも遊んでいたり、といった話もよくあること。赤ちゃんが興味をもてばなんでもおもちゃになります。だから、あなたの赤ちゃんが何に興味をもつか、じっくり観察してみてください。そして、パパやママ自身が楽しんでいると赤ちゃんも喜びます。

赤ちゃんとのおでかけ

赤ちゃんとの生活に慣れてきたら、すこしずつ家の外にでかけてみましょう。

生後1ヵ月の健診で特に問題がないようであれば、家の近所を散歩してみたり、買い物にでてみたり、といったところから始めてみましょう。

生後2~3ヵ月くらいになったら、地域で開催されている子育てサロンや、ご近所の子育て支援施設に参加して地域とのつながりをもてるようになるといいかもしれません。

親子で初めておでかけするなら、授乳やオムツ替えの場所がある子育て支援施設がおすすめです。

子育て支援施設については『シーン別子育てガイド:子育て支援施設ガイド』で詳しくご紹介しています。