初めての妊娠は喜びやワクワクもあれば、ちょっぴり不安なことも・・・。
むくみやすくなる、肌質が変わるなど、今までの自分との違いに戸惑ったり、体重の変化にナーバスになりがちですが、妊娠は病気ではありません。妊娠周期により気をつけたいことは異なりますが、基本は妊婦さん自身が心身ともに健康であることが大切です。
おなかに小さな命があることに幸せを感じつつ、自分も赤ちゃんも快適であるように、生活習慣やワークスタイルを少しずつ変えていけるといいですね。
健康診査を受けましょう
妊娠すると、母体やお腹の赤ちゃんの健康のため、定期的に健康診査を受ける必要があります。健康診査を受けるための時間が必要な場合は、勤務先に申請しましょう。
時期 | 期間 |
---|---|
妊娠23週(6か月)まで | 4週間に1回 |
妊娠24~35週(7~9か月)まで | 2週間に1回 |
妊娠36週(10か月)以降出産まで | 1週間に1回 |
服装について
からだを冷やさない・しめつけない、が原則です。
お腹のふくらみが目立つようになると、今まで使用していた下着や洋服が合わなくなってきます。
一時期しか着用しないため、いろいろ買え揃えることをもったいないと思うかもしれません。洋服は、マタニティウェアでなくても、ゆったりしたラインのトップスやワンピース、ウェストがゴムのパンツ等、産後も着られるものを利用することもできます。ただ、妊娠後期は、ぐっとお腹が出てくるので、マタニティウェアの方が楽かもしれません。
また、下着は、お腹のサポートをしてくれるタイプや、産後も利用できるタイプもあるので、自分にあったものを身につけられると、妊娠中のからだをサポートしてくれるのでおすすめです。
お腹が大きくなると、自分では足元が見づらくなるため、不安定になりがちです。転倒を防ぐためにも、靴はフラットが安心です。が、仕事上パンプスを履く必要がある場合等は、かかとが太めのタイプの方がいいかもしれません。ちなみに、出産後、赤ちゃん連れで外出する場合にも、抱っこをすることが多いので、フラットの靴やスニーカーの出番がどうしても増えていきます。
妊娠中は、いろいろと制約がありますが、身体に無理がないように、お腹が大きくなっているからこそのおしゃれを楽しめたらいいですね。
食事について
家族と一緒に、バランスのよい健康的な食生活を送ることが大切です。特定の栄養分補給のためにサプリメントや補助食品に頼りたくなりますが、食事から栄養を摂ることを基本にしたいですね。
妊娠初期には、つわりの影響で思うように食事がとれないケースもあるようです。そんな場合は、無理せず食べられるものをいただきましょう。妊娠中期以降は、赤ちゃんのからだを作るのに必要なカルシウムや鉄を多く含む食事を食べるように心がけましょう。
浦安市母子保健課では、妊娠から子育て中の栄養・食事についての相談に乗ってくれます。気軽に相談してみましょう。
お問合せ先:母子保健課 047-381-9058
アルコールは控えましょう
なるべく飲酒は控えたいもの。アルコールがお腹の赤ちゃんに影響を与えることも分かっています。胎盤にはフィルター機能がありますが、アルコールには無力です。ママがお酒を飲むと、お腹の赤ちゃんも酔っ払ってしまうことを忘れずに。
薬の服用について
妊娠中は、頭痛や腰痛に悩まされることもあります。また風邪をひいたりすることもあるかもしれません。市販薬の中にも妊娠周期によっては禁忌薬とされているものがあります。自分で判断しないで、服用前にお医者さんに相談しましょう。かかりつけの産婦人科に相談すると胎児に影響の少ない薬を処方してもらえます。
日常の生活や外出について
重いものをもつこと、長時間の立ち仕事や車の運転、そして自転車に乗ること、以上3点を避け、パートナーや周囲の人と話しあい、シェアしていきましょう。また、外出時には、母子健康手帳を携帯するようにしましょう。
妊娠中の職場生活について
出産予定日や休業の予定は、早めに勤務先に申し出ましょう。出産や育児に関する法律や制度、規定をいろいろ調べてみましょう。
また、交通機関の混雑による苦痛は、つわりの悪化や流産等につながるおそれがあります。妊娠中の働く女性は、ラッシュアワーの混雑を避けて通勤することができるように、必要な措置を受けることができます。
主治医から妊娠中の通勤緩和、休憩時間の延長、つわりやむくみなどの症状により、通勤時間の短縮や作業の制限、休業などの指導を受けた場合には、勤務先に申し出て措置を講じてもらいましょう。
主治医に「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」を記入してもらい、勤務先に伝えることもできます。
※「母性健康管理指導事項連絡カード」は下記URLからダウンロードできます。
◎女性労働者の母性健康管理のために(厚生労働省ホームページ)
健康管理について
生活全般が、おなかの中の赤ちゃん優先になりがちですが、おなかの中の赤ちゃんの成長はママの健康があってこそ。妊娠週数に応じたストレッチや体操をするなど、負担のない方法でストレスを解消して、心とからだの健康を保ちましょう。
子育て支援施設や、スポーツ施設などでは、妊婦さんを対象としたマタニティ・ヨガやマタニティ・スイミングなどのイベント・講座が開催されています。妊娠期の健康管理はもちろん、同じ時期に出産される方との出会いの場としてもおすすめです。
開催日は、イベントを探すをご覧ください。
関連サイト
妊婦の健康や生活への注意点についての関連サイトを紹介します。
●すこやかな妊娠と出産のために(厚生労働省ホームページ)
●これからママになるあなたへ(食べ物について知っておいてほしいこと)(厚生労働省ホームページ)
●『妊娠中~産後の過ごし方ガイド』(マドレボニータ)