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赤ちゃんと暮らす準備

産後の生活をイメージする

「床上げ(産後21日)までは、できるだけ横になってからだを休めるもの」といわれています。床上げまでの家事は家族に引き受けてもらって、赤ちゃんとの生活に慣れていく期間です。ママと赤ちゃんの母乳やミルク、睡眠のペースが整うまでは、ママは特に大変です。できるだけ家事をせずに休める環境を事前に整えて、十分に休養して、体力の回復に努めながら、赤ちゃんとの関係づくりやお世話に集中できる環境を整えることです。そしてパパをはじめ、家族がママの大変さや、不安を受け止めることも大切です。

ママがゆっくりからだを休められるような環境づくりを“パパの育児参加”の第一歩と考え、自分の身の回りのことは自分で行い、さらに時間をやりくりして、赤ちゃんの沐浴、風呂掃除、ゴミ出し、掃除機かけ、洗濯、食器洗い、買い物、食事づくりなどのうち、できることから関わるのも、今後の長い夫婦生活を考えると大きな意味がありそうですね。

とはいえ、そこまではできない!という時には、それぞれの実家の家族や身近な人に協力をお願いしましょう。また、さまざまな事情で家族のサポートが得づらい場合や手が足りない場合には、地域の産後サポートを利用して乗り切っていくのも一案です。

赤ちゃんのいる暮らしの準備というと、入院の準備や赤ちゃんのお世話グッズなどの物を揃えることで満足してしまいがちですが、赤ちゃんのいる暮らし具体的にイメージして、生活環境を整える、家事分担をしておくといった大切な準備も忘れずに!

 

家事の役割分担を決める

里帰り出産をする、実家の支援が得られる、そんな場合には、思いきり甘えて助けてもらいましょう。夫婦で乗り切る場合には、産後3週間(または1ヵ月)までの生活をイメージし、夫婦で担えること、周りのサポートが必要なことを具体的に整理してみましょう。なるべく早い時期に、職場に理解と協力を求め、実家、家族、友人などに協力をお願いできる場合には来てもらえる時期を確認しておきましょう。

家族の協力だけでは手が足りず産後サポートを利用する場合は、早めに産後サポートを行う機関・団体と連絡を取り、コーディネートを受けておくと安心です。『サービス・施設を探す:家事・育児のサポート』でもご紹介しています。

産褥期を過ごすお部屋のレイアウトを整える

産後の頑張ったママのからだは、安産であってもダメージを受けています。骨盤が不安定で歩くのもスタスタとはいかないことも。ただ、ゆっくり休みたくても赤ちゃんのお世話はノンストップです。退院してから過ごす部屋は、可能な限り母体に負担のない間取りで楽に過ごせるように出産前に整えておくといいですね。

お部屋選びのポイント

  • キッチンやトイレ、洗面所まで遠くないこと(手を洗ったり、ミルクを作ったり、また自分がトイレに行くなども近い方が便利です)
  • 比較的静かな場所(産直後は音や光にナーバスです。居間の隣などの場合にはテレビの音などに注意しましょう)

お部屋のレイアウトのポイント

できるだけ歩き回らずに1日過ごせるように、必要なものは布団やベットの周りに用意しておきましょう。

  • ママの飲み物(白湯などの飲み物を取りに行かなくてもいいようにポットなどに用意)
  • ママと赤ちゃんのタオルや着替え(赤ちゃんの着替えは多めに)
  • 赤ちゃんのお世話セット(お世話セットとしてカゴなどを用意し、オムツ・おしりふき・汚れ物入れ・綿棒などを1つにまとめておく。産前に封を開けてセットしておく)
  • 母乳のケアセットやミルクなど

子育て支援講座に行ってみる

ママはお腹に赤ちゃんがいるので、ママになる実感を得やすいけれど、パパはなかなか実感しづらいものですよね。夫婦間で同じように産後の生活をイメージするには、子育て支援講座に行ってみるのも良いかもしれません。

ウェルカム!ベイビークラス

初めて出産を迎える妊娠6ヵ月~9ヵ月の方を対象に、出産・育児について学ぶとともに、友だちづくりの機会になるように、浦安市が開催しています。全2回のうち、1回はパパと一緒に参加でき、パパの育児体験などもあります。

●お問合せ先:浦安市母子保健課 047-381-9058 

産後に利用できる支援について事前に調べておく

浦安市では、赤ちゃんとの暮らしでの不安や心配ごとを減らすための相談窓口や家事や育児のお手伝いのサービス、ママと赤ちゃんの為の産後ケアなど、さまざまなサービスが用意されているので、必要に応じて、サービス内容や登録・予約の有無について事前に調べておくといいですね。

産前・産後サポート事業

産前・産後サポーター(※)が妊婦さんや赤ちゃん(概ね生後6ヶ月まで)のいる家庭を訪問、話しを聞いてくれたり、相談にのってもらえます。
※産前・産後サポーターとは、子育て・家族支援者養成講座認定者のうち、産前・産後サポーター養成講座を受講し、地域で子育て家族をサポートしている方です。

●お問合せ先:浦安市母子保健課 047-381-9058

エンゼルヘルパー

浦安市によるヘルパー派遣事業で、未就学児のいる家庭で利用できます。日常の掃除洗濯、食事作り、赤ちゃんのお世話などをお願いしたい時に頼めます。

●お問合せ先:こども家庭支援センター 047-350-7867

うらやすファミリー・サポート・センター

地域の中で、子育てを助けてほしい人と助けたい人が支え合う会員組織です。生後57日目~小学生のこどもがいる家庭が利用できます。保育施設の開始前や終了後の預かりや送迎、宿泊を伴う預かり等をお願いすることができます。

利用を考える場合には、事前に入会登録しておきましょう。

●お問合せ先:うらやすファミリー・サポート・センター 047-700-6601 

日帰り型産後ケア(集団タイプ)

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Tomoru助産院(佐野産婦人科)で集団による日帰り型産後ケアが受けられます。
※現在、新しい生活様式を取り入れた「個別によるケア」を行っています。

ママが1人でゆっくり過ごせるコースを受けながら、他の参加者と一緒にランチを食べたり、お話しすることができます。浦安市に住民票のある出産後のママおよび生後180日未満の赤ちゃん(経産婦も利用可)が、原則7回まで利用できます。予約が必要です。『子育て情報局:集団タイプ日帰り型産後ケア・見学レポート』でどんな時間を過ごすかをみることができます。

●お問合せ先:Tomoru(トモル)助産院 047-369-6661

日帰り型産後ケア(個別タイプ)

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オリエンタルホテル東京ベイ、ホテルエミオン東京ベイの2ヵ所で日帰り型産後ケアが受けられます。

ママの希望をうかがいながら、助産師が母子の心身のケアプログラムを作成し、それに沿ってケアを実施します。浦安市に住民票があるママ、またはママの親が市民で浦安市に里帰りするママおよび生後120日未満の赤ちゃん(経産婦も利用可)が利用できます。仮予約(事前登録)が必要です。ケアの流れは、『子育て情報局:個別タイプ日帰り型産後ケア・見学レポート』で詳しくみることができます。

●お問合せ先:浦安市母子保健課 047-381-9034

宿泊型産後ケア

お母さんと赤ちゃんの生活リズムづくりと心身の安定を図るため、育児相談や授乳指導等が受けられます。

利用部屋はすべて個室で原則、24時間母子同室。ミルク、おむつ、母子の室内着は施設で用意されています。施設利用中に体調の不具合が発生した場合は、宿泊施設で外来が受診できます。利用は浦安市に住民票があるママ、またはママの親が市民で浦安市に里帰りするママに限られます。出産予定日の1ヵ月前までに仮予約(事前登録)が必要です。

・東京ベイ・浦安市川医療センター

 (対象:出産した医療機関から直接ケア施設に来院できる母子)

・順天堂大学医学部附属浦安病院

 (対象:出産後60日未満/経産婦も可)

・おおしおウィメンズクリニック

 (対象:出産後35日未満/経産婦も可/未就学児1名と配偶者の宿泊も可)

子育てケアプラン(2回目)

地域子育て支援員と保健師が、妊娠中の母体や出産に関する悩み、産後の不安、希望などの話を聞いて、産前・産後の子育てで利用できる支援・サービスの子育てケアプランを作成してくれます。健康センター1階の「子育て応援ルーム」に行ってみましょう。予約は必要ありません。詳しくは「子育て情報局:子育てケアプランってなぁに?」をご紹介しています。

●お問合せ先:浦安市母子保健課 047-381-9034